typescriptのインストール
TypeScriptを使うには、
新しいプロジェクトのデイレクトリを作成します。
作成した後、
デイレクトリに移動します。
mkdir directly-name
cd directly-name
次はpackage.jsonファイルを作成するために、
初期化します。
オプション
-yを付けると最適化されて初期化されます。
下記コマンドを入力します。
npm init -y
あるいは
npm init -yes
3つのパッケージ
typescript 、
tslint（typescriptのリンター）、
@types/node（typescriptの型定義）
をインストールします。
tslintはコーデイングのスタイルを設定します。
tslintのドキュメントは
https://parantir.github.io/tslint/rules/
で参照できます。
下記コマンドを入力します。
npm install --save-dev typescript tslint @types/node
同じデイレクトリに
tsconfig.jsonファイルを作成します。
{
"compilerOptions": {
"lib": ["ES2015"],
"module": "commonjs",
"outDir": "dist",
"sourceMap": true,
"strict": true,
"target": "es2015"
},
"include": [
"src"
]
}
includeはソースファイルのフォルダー、
outDirは出力ファイルのフォルダー、
strictは厳密なコードチェック、
targetはjavascriptの実行バージョン
などの意味になります。
tslint.jsonファイルは、
コマンドで作成します。
下記コマンドを入力します。
./node_modules/.bin/tslint --init
下記の内容のファイルが作成されます。
{
"defaultSeverity": "error",
"extends": [
"tslint:recommended"
],
"jsRules": {},
"rules":
{
"semicolon":false,
"trailing-comma":false
},
"rulesDirectory": []
}
"rules"プロパティの
"semicolon":false,
"trailing-comma":false
は後で書き加えています。
semicolonはステートメント文終了時のセミコロンを設定します。
trailing-commaはJavaScript MDNにおける「末尾のカンマ」ですが、
配列、オブジェクトの最後尾コンマのコーデイングスタイルを設定します。
package.jsonファイルの"scripts"に、
"build": "tsc -p ."
を追加しておくと、
使いやすくなります。
コマンド
npm run build
を入力すると、
typescriptコードをコンパイルできます。
{
...,
"scripts": {
"build": "tsc -p .",
"test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
},
...
}
typescriptコードのコンパイル
typescriptコードを作成して、
コンパイルしてみましょう。
srcフォルダーにindex.tsを作成します。
var x = 123;
if (true) {
console.log(x);
}
ターミナルからコマンドを入力します。
npm run build
distフォルダが出来、
index.jsファイルが作成されます。
"use strict";
var x = 123;
if (true) {
console.log(x);
}
コンパイルの後、
index.jsを実行します。
node ./dist/index.js
成功するとターミナルに結果が表示されます。
123
